「ゆうほ21」で旧日光街道・草加の松並木を歩く

| コメント(0) | トラックバック(0)

5月10日(火)蒸し暑い中を午後からの雨の予報を気にしながら「ゆうほ(友歩・遊歩)21」では、定例の市外ウォーク(6km)。今回は、天候の心配もありましたが、短い歩行距離。京成船橋駅構内に9時30分集合。今回は、神田先生を含め16名で出発。「京成船橋」駅から京成線。珍しいことに一番後ろが行商専用車と乗り合わせ「関谷」で乗り換え、歩いてすぐの東武伊勢崎線「牛田」から「草加」駅まで約1時間。思っていた以上に、早く到着しました(10:30)。

駅ビルでトイレをすませて待つ間、食料品街のフロアーには、草加の特産品「せんべい」やうまいものを販売中。10時40分のスタートで、まず駅前広場に「おせんさんの像」(せんべいを焼く女性のブロンズ像)が目を惹き、草加市のシンボルとなっています。団体行動で、先を急ぐので、買うまでは無理でした。外に出て、300mほど歩いて先生の先導で右折し200mほどで、旧日光街道に出ました。また、市役所裏には草加宿の入口、浅古屋の地蔵堂がありました。 DSC02816.JPGここから、車(それほど多くない)に注意し、道の左側を進みました。何やら、黒光りして趣きのある浅古正三家の建物、その先に藤城家など、江戸時代の旅籠を DSC02820.JPG中心に、栄えた宿場町の名残りが見られます。

街道からいったん分かれて、鉄道沿いに「草加市立歴史博物館」が。建物 は、県下初の鉄筋コンクリート造りの、草加小学校校舎を改修。 DSC02833.JPG耐震・耐火を採用し国の登録文化財になっています。今回の地震でも耐震性が証明されたそうです。館内は2階まで展示室になっていて、草加市の郷土から出土された土器・舟、せんべいの製造具、神楽の面、大川(中)家のゆかりの品、松尾芭蕉の紹介コーナー、2階では「五月人形と吊し飾り」特別展が開催されていました。短時間にもかかわらず、館内を案内し DSC02839.JPGていただき、熱心な説明を受けました(11:10~30)。本当にありがとうございました。

街道に戻ると、源兵衛せんベいに立ち寄って、焼き たての DSC02845.JPGせんべいをお土産に。店内は、せんべいの香ばしい臭いが漂う。焼きたてのせんべいを試食。まだ暖かくて、醤油の味付けは、それほどしょっぱくはありません。

草加宿の開祖・大川図書が創設し、僧賢宥が開山されたという東福寺(11:45)。ここでは鐘楼が情緒がありました。参拝後、街道に戻って角におせん公 DSC02847.JPGへ。せんべい発祥の 地の記念碑があり、「おせん公園」の文字を刻んだ御影石があります。広い道路を渡ると、前に東屋が。札場河岸公園に到着。ちょうど12時になったので、昼食タイム(12:00~20)。やっと、腹ごしらえができ、少し元気が戻ってきました。

公園内から河岸にかけては、草加の松林が続きます。また、望楼からは、綾瀬川が目の前にゆったりと流れています。先生から「草加」の名前の由来(湿地帯を埋め立て、草を加えて開墾)を聞き、感心しきり。

かつて舟運で隆盛を極めた綾瀬川、札場河岸。現在は舟着き場の石段を復元した公園として整備され、五角形の望楼のほか、この地を訪れた芭蕉の像(顔の向きは江戸へ DSC02859.JPG向いている)や正岡子規の句碑なども建てられています。

「その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」と『おくのほそ道』に記した松尾芭蕉。 この旧日光街道沿いの「草加松原」、ここから綾瀬川河岸に沿っての DSC02869.JPG遊歩道を一直線に進みます。この遊歩道は。「日本の道百選」にも選ばれているほど、景色がすばらしく新緑がまぶしい。そして「矢立橋」の太鼓橋を登って下る DSC02864.JPGと、何か江戸時代の大名行列の感じが。しばらくして、小さなハーブ(楽器)の形を橋の欄干に据えられたハーブ橋に。対岸には綾瀬川左岸広場が続きます。さらに進む DSC02873.JPGと、また、同じ太鼓型の橋が見えてきます。「百代橋」(12:45)で、名前の由来は、芭蕉の「おくの細道」にちなんでいるとか。

せせらぎゾーン(じゃぶじゃぶ池、せせらぎがある)を越えて、高速道路ガード下をいつの間にかすり抜け、旭町1丁目の1.5kmの松原の並木道も終点。最後のスポットの藤助河岸・一里塚へ。当時の河岸場が復元されていて、また、蒲 DSC02881.JPG生愛宕神社の現存する日光街道一里塚を見学。蒲生大橋(13:15)を渡って、信号待ちの長かった歩道を横切り、新田ふれあいロード商店街へ。そして「新田」駅に到着(13:30)。心配された雨にも降られず、早めの終了となりました。

今回は、東武伊勢崎線の「草加」駅から二つ先の「新田」駅への代表的なウォーキングコースでしたが、歴史と文化の町、草加には、まだまだ綾瀬川エリア、谷塚エリア、葛西用水エリア、柿木そうか公園エリアなど、楽しみなコースもあります。とても1回では、満喫できません。習志野からも比較的近いので、別の機会に「草加」 DSC02867.JPGを散策したいと思います。

帰りも同じ経路で地元習志野まで戻ってきたのですが、先生も含め、有志の皆さんは寄り道して一杯やるというので、途中で別れました。何時まで反省会をしたのかは、定かではありません。

今回も、新たな参加者が増えましたが、みんな明るく、あまり時間に捉われずに、個性的な関係が続けられていて、次のウォーキングがつい楽しみになって来ています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://uboatdata.sakura.ne.jp/movable_type/mt-tb.cgi/537

コメントする