ちょっと、立て込んでいたため、6月最初の記事になりました。
食事が食べられなくなって、激やせと脱水症状になってしまい、2週間ほどハトちゃんが自宅で世話をしていた義父が、体調が戻ったので、地元の施設に6/4(土)戻って行きました。
89歳になった義父は、これまで農業を義母と二人でやっていましたが、1月末に義母が脳梗塞で倒れてから、認知症が急に進んでしまい、自分で食事を作れないことから、1ヵ月ほど、妻と小生が1週間ずつ交替で実家に行って、家事や話し相手をしていました。
たまたま、施設を探していたところ、3月初旬に地元の施設で1室空が出て、入所できました。そこまでは良かったのですが、どちらかというと、急であったため、本人には、納得して入所した経緯では無かったのです。その後は、やはり、今までの自分の家のようにはいかず、新しい施設の雰囲気や人間関係に慣れずに疲れていたのだと思います。
拙宅に来る前は、尿は垂れ流し状態になってしまい、昼夜逆転が起こり、夜に徘徊したり、自分の部屋がわからず、他人の部屋に入室するなど、施設側でも困っていたとのことでした。
こちらに連れて来てからは、初日こそ、さすがに病院で点滴を受けましたが、その後は、昼夜、小生がマンツーマンで、義父の世話をした甲斐あって、言うことを聞いてくれて、体調も良い方向に。
昼間は、毎日、一緒に少しずつ散歩(ウォーキング)。徐々に距離も伸ばして行きました。歩くスピードは、高齢で腰も少し曲がっているので、遅いのは仕方ありませんが、何とかだましだまし家までたどり着きました。毎日、コースも変えて、雰囲気を変えました。ハトちゃんの家は高台にあるので、帰りは急な登り坂になりますが、「一、二」と合図をかけて登りきり、そのうち、義父から「明日も歩くのか?」という言葉が聞けるようになり、元気になって来ました。
そのせいか、ふくらはぎの筋肉も少しついて来ました。何よりも、運動した後は、疲れもあって、コタツでウトウト眠ってしまったのが、かえって本人の気分を和らげたのでしょう。運動すると、精神まで明るく元気になって来るんですネ。
また、あれほど新聞を見なかった人間が、コタツの横に新聞を置くことによって、手に取るようになり、大きな見出しと、月日と曜日がだいたい言えるようになって来たのには、小生は驚きました。
また、食事や水も十分に摂るようになり、見る見る体重も増えました。そうなると、生活や言葉、気分も安定してきて、興奮すると怒鳴り散らしていた性格も、不思議とおとなしくなり、こども同様、可愛く見えて来るのです。
人間は環境に左右される典型を目の当たりにしました。接し方一つで大きく変わるんです。
義父は元気になったので、施設に帰っていったのですが、ハトちゃんはちょっぴり複雑な気分。食事などを考えると、居場所は、施設以外は無理なのですが、ずーっと、施設に預けっぱなしではかわいそうなので、平日に遊びに行って、また一緒に散歩をする約束をしました。
本日、施設に電話して様子を尋ねると、元気に生活しているようです。 まずは一安心。
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