2月11日(祝・土)、ほぼ一週間ぶりに「南房総 館山の海と観梅(10km)」に行って来ました。
いつもの千葉駅6時57分発の内房線。行き先は終点の館山。 天候は、昨日より雲が多いんですがまずまず。「パワフル&スマイルちばフリーパス」を本日も利用。
館山駅前で受付スタート(8:53)。西口から、北条海岸に向かって、直進。3分ほどで波が打ち寄せる海岸沿いの道へ(8:56)。左折して、目の前に 波しぶきが打ち上げます。砂浜の道も歩けますが、舗装道路が歩きやすいので、そちらを選択。途中に、放魚祭記念碑を観て、汐入橋を渡ります。
進行方向前方に、多目的観光桟橋〔平成22年4月か ら供用。全長約500m、桟橋付近には、ウミホタルも生息〕が見えて来ます(9:06)。最初のポイント、大桟橋はウッドデッキ(歩行者用)と舗装道路が区別されていて、釣り人が十数人竿を垂れています。橋上はさすがに風が強い。晴れていて、きれいな海岸線や館山湾で船の行き来が眺望できて気持ちが良い。海の上を散歩できて幸せ気分。
桟橋の先まで行って戻ると、これから向かうウォーカーとすれ違う。元の道路 に戻ると右折。すぐ脇に、3月25日オープン予定の「渚の駅 たてやま」も準備中で、完成すれば新名所になること間違い無し(9:17)。隣りに、市立博物館分館〔房総の海と生活の資料を展示〕があります。
海岸線の道路は、休日のためか、人通りも少なくて、漁港に十何隻かの漁船を見かけます(9:23)。ただし、この道は直線で距離が長く感じます。
次に向かったのが、赤山地下壕跡〔太平洋戦争時に 館山海軍航空隊のの防空壕として作られた、全長1.6kmのうち250mを公開〕前へ。豊津ホールで入館受付。中に入ることは今回やめて、先を急ぎます(9:33)。
しかし、ラッキーなことに、コースがちょうど地下壕の裏手を回るため、閉鎖中の壕の裏口とその脇の岩層を見ることができました(9:40)。その後、コースに沿って、熊野神社を過ぎて、右手に進み、住宅地を過ぎると、いったん細い道に。
里山風景が続き、田んぼを眺めながら、どんどん進みます。道は一本なので、迷うことはありません。Y字路の角の地蔵尊を右手に曲がると「ヒカリモ〔洞窟内の水溜りに群生し、光を反射し黄金色に輝く〕」の表示。
その先に、案内人が立っていて、大谷津池に辿り着きました(10:00)。池の淵に沿って、前のウォーカーに続くと、行き止まりのところに、鉄柵の中、沼サンゴ層〔約6千年前に生息していたサンゴの化石が確認できる地層で、県天然記念物〕を一応確認。よく目を凝らさないとわからないのと、雑木林の奥で、鉄柵なども錆びていて、商工観光課で管理をもう少し良くすればという印象。
しかし、館山の観光スポットに通じる道のいたるところに、標識があったのは親 切。また防空壕も道すがらいくつか見かけました。
古代サンゴの泉方向へ右手に進み、小さな水門の先を左に折れて間もなく右折し、直進すると角に案内人が立っていて、公園入口の道に誘導。脇に竹林。
裏道から、館山城山公園内の雑木林にやっと辿り着きました(10:16)。里見八遺臣の供養塔〔里見氏10代忠義に殉死した家臣8人の供養塔。「南総里見八犬伝」のモデルといわれている〕を過ぎて、階段を登ると、眼下に梅林が(10:20)。し かし、今年は寒いせいか、花芽がだいぶ膨らんでいるものの、残念ながら紅梅と白梅が1分咲き程度。がけの水仙も終わりに近く、観梅にはほぼ遠い状態。
万葉の径、日本庭園・茶室を過ぎると、右手に白壁の館山城天守閣〔城内は博物館の分館になっていて、「南総里見八犬伝」を題材にした資料を展示〕が見えて来ます(10:27)。階段を登ると、広場の緑と白い壁のきれいな城が青い空に映えます。
また、館山城前の高台からは、鏡ヶ浦(館山湾)と市街地が、一望できて、来た甲斐があったというもの。しばし休憩して、「ちば眺望100景」を堪能。
途中、トイレ休憩をして、その後、舗装された急勾配の坂を下って行くと市立博物館本館〔里見氏の資料と、安房の歴史・民俗・文化を紹介〕へ。駐車場から逆に上って来るのは結構、長くてしんどい。
下りる左手に、広い芝生広場と里見茶屋があり、出入口にモニュメント(10:37 )。そのモニュメントからはるか城を望むスポットが絵になります。花見に、もう一度、来たいところ。
国道257号に出ると、車に注意して汐入川まで一直線。潮留橋では河岸工事中(10:45)。橋を渡って、汐入川沿いの国道410号を北上して、内房線の単線踏切を横断すると駅中心街。千葉、京葉銀行を過ぎて一つ目の信号を左折すると、館山駅前ロータリーの象徴、高いシュロの木が、南国情緒を漂わせます。 また、彩色のパンジーで飾られた馬や花壇が出迎えてくれました(11:05)。
予定どおりにゴールして、着替えをすると、1番線ホームに11時24分発千葉行きが停車中。4人がけのボックスシートに座り、軽食をつまみ水分補給。
今冬4回目の南房総の花の旅を満喫し、腹が満たされたところで、しばしウトウトと...。起きると、岩井駅を過ぎたあたり。海を進行方向左手に観て、車窓から、空と海の青さを眺望しながらノンビリ。早い時間なので、帰りの電車は空いていました。
ビックリしたのは、車内が混雑してきた蘇我駅に近づいた時(12:55)。線路 沿いにカメラを持った鉄道マニアが数珠繋ぎに並び、蘇我駅に着いた時もホームにあふれて、駅員が整理する光景が...。
ハトちゃんは、「何だろう」と思って、帰ってからインターネットで調べて見ると、内房線が開業してから今年で100周年を迎え、その記念イベントとして、今月の10日から12日までの3日間、蒸気機関車が、京葉線千葉みなと駅から内房の木更津駅まで走るとのことです。http://blogs.yahoo.co.jp/vwgolfjpndrum/7738642.html
きっと、その後、機関車が通って、歓声があがったことでしょう。
今回は、観梅を楽しめなかったのが残念。行けなかった房総フラワーライン〔日本の道100選〕」にも、次回は足を延ばせればと考えています。それにしても、早春の南房総は見所が多くて、何度でも訪れてみたいスポットです。
コメントする