朝から冷たい雨が降る12月3日(土)、「JR 駅からハイキング」で 下町情緒溢れる高円寺界隈を散策しました(約9km)。行きは東京メトロで西船橋から中野、そしてJR中央・総武線「高円寺」駅へ。駅を出るときSUICAの金額を改札でチェックすると、「590円」。Yahooの路線で調べたときは、「510円」。おかしいと思ったので駅員に訊ねると、「乗り入れの場合、連絡切符を買わないと割引の対象になりません。『時刻表』や駅等で知らせてあります」とのこと。SUICA が一番近くで安いr料金を計算していると信じていたハトちゃんは、一つ勉強になりました。それにしても損した気分に。
天候も雨で、憂鬱な気分でスタート。JR中央・総武線の「中野」駅に向かって、進みます。最初のポイントは、座・高円寺〔杉並区の演劇・ダンスなどのできる劇場〕の前で、公演を観に、中に入るウォーカーも。ハトちゃんは、傘とデジカメを持って歩いているため、手袋が邪魔。今度、シャッターの押せる指先の無い手袋を買おうと思います。傘をさしながら、雨が強い中、先を急ぎました。
やっと、中野駅前の勤労青少年センター「サンプラザ」が見えて来ました。歌手の「サンプラザ中野」はこのビルにちなんで名前をつけたそうです。以前、亡父が勤務していた、 警視庁警察学校にわずかの期間、小生は売店でアルバイトをしていたので、この近辺は懐かしい感じが。しかし、父の定年退職後、警察学校は府中に移転。警察大学の敷地と合わせて、広い土地が再開発用の空き地として残っています。
左折して、駅前からの広い道を、新井五差路まで約1km直進。そこで、黄色い服を着た、駅ハイの案内係の女性が、新井天神通りの道を教えてくれました。「雨の中、本当にお疲れ様」という言葉をかけて、通りを直進すると、前方に平和の森公園があります。
コースに沿って歩くと、紅葉がシーズンで見頃です。池にはカモの親子が。弥生時代後期の復元 住居が屋外展示されていて、また草地広場も広々としていましたが、ウォーカーの姿はほんの数人。
現在は法務省矯正研修所になっている建物に沿って歩くと、一角に旧中野刑務所の赤レンガ表門が歴史的に貴重な建造物とし て残っていて、中に入って見物。
また、入口で刑務所作業製品が展示・販売されていました。制服を着た刑 務官と思われる人が応対。暖かいお茶を半杯いただき、少し暖が摂れました。
早稲田通りに出て右折。体感温度が低くなったので、歩きをペースアップ。透明の傘なので、景色は見れましたが、ここも1kmほど歩きっぱなし。途中、飯田橋にあった、警察病院が野方警察署の先に移転されていたんですね。幼少の頃、飯田橋駅前にあっって父が入院したことがあったこと、小生の勤務先(市ヶ谷)近くにあったことから、この地に移っていたとは知りませんでした。月日の流れを感じました。
中野大和町郵便局から左折して、庚申通り商店街へ。通りの途中に、悪病退散と安全祈願のために建てた庚申塔がありました。商店街を見ながら線路手前のセントラルロードを進み、馬橋小学校の先の馬橋公園〔国立気象研究所跡地〕をのぞきました。
このあたりで、雨用のシューズを履いて来たのですが、少々サイズが小さいのか足先が痛くなって来ました。帰宅後、左右1本ずつ、爪先が死んでいて、ガックリ。履き慣れた靴にすればと後悔するも後のまつり。
馬橋小先の細い道を入り、下って行くと、線路の高架下へ。そこをくぐって旧西原橋カメの像を左折。このあたりで、雨が止み始めました。桃園川緑道(ほんのわずか)歩いて右折し突き当りを左折すると、馬橋稲荷神社〔随神門の天井から吊るした開運鈴は直径75cmで都内最大〕の鳥居→参道に。参拝し旧宮下橋を通り、馬橋の交差点から、高円寺エトワール通り商店会に入ると、飲食店や古着屋が立ち並びます。
商店会の端の手前で左折すると、前方に長仙寺が。入口に柵があったので入れるのかと思って近づくと狭いところから境内に入れます。安置されている如意輪観音を眺めて、出口 脇からコースとは違う近道で、アーケードのある高円寺パル商店街へ。ここは、35年前、新入社 員の頃に、一度だけ高円寺の阿波踊りを見物に来たときに歩きました。
そのまま、高円寺駅へ。コースでは、まだ900mぐらいあり、高円寺純情商店街・あづま通り商店会が残っていましたが、寒さと明日12/4の「駅ハイ(in 目白)」があるので自重し、ゴールしました。
しかし、行きに運賃が高かった分、高円寺南口から直進して、商店街でにぎわう青梅街道に出て、東京メトロ丸の内線「新高円寺」駅から大手町経由で西船橋、幕張本郷と帰りました。
時間はそう変わりませんが、運賃は地下鉄利用だとだいぶ安くなり、行きの分は帳消しに。
紅葉と、閑静な寺社歩きと、活気ある下町の商店街をめぐって、冷たい雨の中を、「まぁ、よく歩けた」と自信がついたウォークでした。
コメントする