9月に入り、台風12号"のろのろ台風" の影響で、近畿地方(奈良・和歌山・三重を中心)に記録的大雨をもたらし、各地で土砂災害や浸水など、死者も30人を超える被害。暗いニュース。
2日には、民主党代表選のあとを受けて、野田内閣が発足。第95代、62人目(民主党では鳩山、菅首相に次いで3人目)となる、野田佳彦 氏が首相となり、野田内閣の顔ぶれも決まり、スタート。
代表選のテレビ演説(持ち時間15分)を聞いていると、政治家への志や選挙苦労話などに時間を割き、当面の問題に対する政策定義や持論を展開するといった、国民が今一番聞きたいことにはあまり言及しなかったのは非常に残念でした。
しかし、自分の風貌や性格、心情では詩人の相田みつを の言葉を引用した(自らをダサくて泥臭く、赤いべべを着た金魚になれない「どじょう」に例えた)新首相は、権力者の庶民的な感覚を売りにした言葉にコロリ。
マスコミも前首相の時と手のひらを返したように、期待感からか賞賛。確かに、千葉県から初の首相誕生でうれしいのですが、難題を抱えての登板には気の毒と思うほど。ハトちゃんも JR船橋駅前で野田首相が街頭演説・報告をしていた姿を何度か見たことがありました。
"どじょう" は表現として、まぁ、悪くは無いのですが、福島原発事故の収束、それこそ土壌(どじょう)の汚染を取り除いて、安心して生活できる環境への努力を、先頭になって率いて行くべきです。
週末の内閣支持率で、各世論調査の数字では55~65%と急激に支持率がV字回復しています。これから上がることは難しいので下がった時にどうなるか不安。中でも、小沢グループや近い人たちの閣僚起用も、菅内閣時とは違った評価で国民に見られている変化は注目。党内融和に配慮したのは、本当に正解なのか、今後の内閣の動向に注視。
前内閣では、首相がまとめきれずに、閣僚からバラバラの発言などで、事実上、崩壊してしまい、国民の民主党への極度な不信感が積もったが、今度の内閣が有言実行できるかどうか?
大震災復興、原発収束、経済、外交、防衛など問題が山積み。着実性も要求されるが、スピードが大事。ねじれ国会もいかに与野党協力してやっていけるか、党利党略で政治が行われると、もう先が見えなくなって、"がんばれ 日本!" どころではなくなってしまう。
一致結束して、内外の問題を処理・前進させるように、仕事を頑張り続けてほしい。
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