「ゆうほ21」で日光植物園~憾満ガ淵を歩く

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8月10日(水)、「ゆうほ21」では日光植物園~憾満ガ淵散策ウォーク(距離約7km)を実施し、神田先生を含む11名が参加。早朝6時の京成電車を乗り継いで、朝食や雑談に花咲かせて、東武 nikkoMap_nikkotown[1].gif日光駅に到着(9:20)。

当日は、各地で最高気温になる猛暑日でしたが、さすがに、日光は山が近くにあり、気温も23~4度と蒸し暑さは無くて、比較的歩きやすい感じ。すぐ歩くと思っていたハトちゃんですが、バスで移動。

花石町」停留所から少し戻ると、最初に「日光植物園」(9:50)に入りました。正式には、「東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園」といい、面積10万4490 DSC03896.JPG DSC03911.JPG DSC03903.JPG平方メートル、自生するものを含めて2200種類の植物が栽培されています。本園は、東京の「小石川植物園」。園の東側立ち入り禁止地域は、田母沢御用邸の一部で、1950(昭和25)年に園の敷地に。

DSC03913.JPG広々とした園内は、起伏に富んだ地形で、自然林の中に、植物の名称が表示されていて、それらを見ながら観賞できるようになっていて、ブナ林、ロックガ DSC03916.JPG DSC03926.JPGーデン(溶岩を組んで作った築山)や湿地園、小川、広い芝生、大谷川憾満ガ淵の激しい水流を観れる地点も。先生の案内・説明で散策。

また、途中、最近では珍しい「オニヤンマ」を見か DSC03931.JPGけ、「シオカラトンボ」が会員の肩に止まることも。休憩した場所では、ミズバショウの花が終わったあ との葉っぱも。大正天皇の御由緒地(帽子掛けのクリの木)、広い芝生や東屋、渓流、橋など。参加者は、森林浴を満喫。

そこから、陽射しを避けながら、「蓮華石」(10:38) DSC03935.JPGの大きな石を見て、「日光田母沢御用邸記念公園」(10:44)の見学。入口で白い手袋をはめた丁寧な案内人にうながされて、靴を脱ぎ、邸内にあがり、観賞。皇室になった気分で、冗談も飛び出します。

DSC03975.JPG DSC03962.JPG御用邸は、日光出身で明治期の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(3階建て周辺部)を移築。その他は新築。大正天皇の静養地として、 DSC03946.JPG御座所・御学問所・御寝室などに使われ、大規模な増改築で、現在の姿に。今上天皇も疎開生活で1年間生活されていたそうです。 DSC03950.JPG DSC03952.JPG1947(昭和22)年に廃止され、その後、栃木県により、3年修理・整備されて2000(平成12)年に記念公園として、一般公開。

部屋数が106室もあり、天皇、皇后、女官の部屋などに分かれていて、江戸・明治・大正時代 DSC03956.JPGの採光の建築技術の粋が集められています。和風建築の形態でありながら絨毯やシャンデリアなど、和洋折衷の生活様式も。建造物は、「国の重要文化財」で、「日本の歴史公園100選」にも選定されています。               (右は今上天皇が遊んだシダレザクラ→)

庭園も広くて、芝生の雑草も無く、管理が行き届いています。まだ、紫陽花も咲いていて、ゆっくり御用邸の荘 DSC03968.JPG DSC03971.JPG厳な趣きと、風情のある庭園や建物の外観を堪能しました。

ちょうどお昼になり、御用邸前の DSC03978.JPG公園(11:52)で昼食休憩。

                                  

腹ごしらえができたところで、午後のウォーク開始。

公園正門前を通り、川方面に向かう道路脇には、清流が流れていて豊富な水が。まず浄光寺(12:22)へ。日限地蔵などいろいろなお地蔵さん、防火隊碑が観 DSC03989.JPG DSC04001.JPGれました。含満大谷橋からは、大谷川の流れが。その後、川沿いの遊歩道を上流に向かって、山道を少々上って行くと右手に川の急流が時々見えます。「ストーンパーク」(12:37)と呼ばれる公園では慈雲寺化地蔵が。 DSC04003.JPGこのあたりの小渓谷が、景勝地・憾満ガ淵(上流は華厳の滝で、どおりで水流の勢いが強い)で、霊庇閣(れいひかく)の外観から岩にぶつかる豊富で激しい流れがぶつかり、水しぶきが涼を誘いま す。夢中で、シャッターを押しました。

慈雲寺山門手前に、大正天皇御製歌碑があり、「衣手もしぶきもぬれて大谷川月夜涼しく岸づたひせり」の歌が刻まれています。また、霊庇閣から奥には、 DSC04005.JPG約70体の地蔵群が並んでいます。この地蔵群には「化地蔵(ばけじぞう)」「並 地蔵(ならびじぞう)」「百地蔵」などの呼び名が。

大日橋(傍に秋の花 コスモスが咲いていました)を渡り、対岸の大日堂跡(13:02)に寄り、松尾 DSC04011.JPG DSC04012.JPG芭蕉の句碑「あらたふと 青葉若葉の 日の光里」という「奥の細道」の名句(半分損壊)と、大日堂詩碑を観て来ました。

また橋を渡って、遊歩道に戻り、しばらく歩くと、途中で、眼鏡橋の水流があり渦潮 DSC04018.JPGが見られました。「日光和の代温泉 やしおの湯の駐車場が見えて来ました。ここが今回の最終地点。男湯、女湯に分かれてゆっくりウォーキングの疲れを癒しました。露天風呂やサウナもありましたが、規模が小さく、65歳以下500円、65歳以上300円という安価な料金で入浴できました。着替えをしてさっぱりし、和室の休憩室でクーラーにあたっていると、そのまま眠くなる人も...。

15時29分発の「やしおの湯」前停留所から、バスで東武日光駅へと向かいました。途中、窓から、 DSC04021.JPG植物園から御用邸まで、みんなで歩いたところを確認。バスの乗車時間も15分あり、帰りを歩いて戻らなかったことを先生に感謝。

駅に着くと、予定の快速電車の1本前(15時59分発)にギリギリ間に合い、あわてて改札を入って、電車のボックス席を3席確保。ビールを飲んでぐっすり眠る組と、冗談やおしゃべりに夢中になる組など。何やら、月末のナイターへの誘いもありで、和気藹々のうちに帰京しました。

予定より早く浅草に着いたこともあり、有志で話の種に「神谷バー」に寄ったメンバーもいました。小生は明日のこともあり、真っ直ぐ帰宅。それでも20時20分になりました。

その夜が熱帯夜だったせいもありますが、日光で避暑を兼ねた、楽しい森林浴&涼感ウォーキングができて、有意義な一日でした。 

参加された皆さん、お疲れ様でした。都合で参加できなかった皆さん、撮ってきた写真を載せましたので雰囲気だけでも味わってください。なお、クリックすれば、写真は拡大されて良く見えますので、よろしくお願いします。

次回は、9月13日(火)9時30分、京成船橋駅構内集合です。それまで、熱中症などで体調を崩さないように。 そう言うハトちゃんが、一番危ないかも?

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このページは、hatochanが2011年8月13日 00:19に書いたブログ記事です。

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