約束は守らなければいけない

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3月20日(日)~22日(火)まで、妻の実家に彼岸ということもあり、義兄と甥、妻との4人で、行ってきました。ちょうど、20日には、寝たきりで入院中の義母の見舞と義父の老人施設訪問。そして誰もあるじのいない家の畑で、ジャガイモ植えおよび人参や春野菜の種蒔きにみんなで汗を流し、久しぶりに農家の大変さを味わいました。

3/11の大地震の影響で、いまだに、水は断水のまま。料理の水は、小学校での自衛隊による給水と、近くの農家の井戸水を利用するという不便さ。とくにトイレと、風呂に入れないことに不便さを感じました。

それでも、電気とガスは利用できたので、寒さは克服できました。余震や福島原発事故は続いているものの、その時点では、まだ放射線の騒ぎの前だったので、水のペットボトルの在庫がなくなるほどの騒ぎには、なっていませんでした。翌日には、畑には待望の雨が降ってくれて、前日の作業の読みがピッタリだったので、一同、雨を喜んでいましたが。ただし、ニュース等で、雨に濡れるのは良くないということで、施設訪問後、義父を連れて病院への見舞をして、ハトちゃんだけ、翌日も用があるため、一人残って3人は車で帰りました。

というのも、義父が施設入所後、血圧が高くなって心配なため、平日の火曜に、義母の入院先で担当医に診察してもらうことにしたためです。チャリンコで傘を差して40分。その後、義父と一緒に病院へ。9時過ぎに病院に着いたのですが、結局、診察を終えて、薬をもらい、施設へ戻ったのが正午と、半日かかってしまいました。

当日は、15時に、実家に誰もいなくなってしまったので、先週打ち合わせして、高齢者用の緊急電話の取り外しを頼みました。慌ててチャリンコで実家に戻り、途中で買ったお弁当を食べて、取り外し作業が終わったら、すぐに帰れるようにゴミ等の後片付けをして待っていました。

15時を30分過ぎても、担当者が来ないので、「どうなっているのか」会社の方に電話をしたところ、調べてくれて、技術担当の K氏の携帯電話から電話があり、「地震の影響で道路が通行止めで遅れています。ナビで探してそちらに向かっています」と。

『どのあたりにいて、いつ頃着くのか言わなかったこと』『実家に来るときに、国道は成田からこちらまで通行止めは無かったこと』が、ちょっと変だと思いましたが、相手が電話を切ってしまったので、またしばらく待つことにしました。

17時の最終バスに間に合わないと、当日に帰れなくなるので、16時10分過ぎに再度電話しました。ようやく連絡が取れて、電話が来ると、「国道356号に出たので、最寄り駅周辺ですので、もう少しお待ちください」。こちらから目印の建物を教えたところ、「了解です。もし家が分からなければもう一度電話します」とのこと。

作業は10分ほどなので、何とかなると思い、また、最寄り駅からはゆっくり走って来ても約15分なので、バスには間に合うと思い、少し安心しました。

しかし、17時を過ぎても到着しません。結局、当日の帰宅はあきらめて、泊まることにはしましたが、あたりは暗くなって来ました。このあたりは、町外れのため、街灯が少なくて、道路は見づらく、夜は地元の人ぐらいしか運転しません。

痺れを切らして、18時30分に再度、本社に連絡したところ、担当者の携帯はつながらず、連絡は取れないとのこと。まったくの無責任さに、怒りを通り越して、ハトちゃんはテンションが下がりっぱなし。途中で事故にでも遭ったのかと、こちらが心配する始末。福祉関係でサービスの仕事をしている会社にもかかわらず、これでは、信用ががた落ちです。

上司の女性から謝りの電話がありましたが、何とも管理する側の無責任さ。こちらは取り外してもらう受身の立場なので、来週以降に、打ち合わせして改めて実家に来ることにしました。小生は、このために、せっかく一日延ばして、実家に残ったのに。何のメリットも無く、結局、その夜は泊まって、明け方一番のバスで帰りました。

それにしても、実家には、また来週以降も帰るというものの、習志野から電車とバスで約2時間余り(一日5本)。行くのも結構大変なんですよ。今思うと、K氏は、本当に約束どおり、こちらに向かってはいなかったと断定します。

小生が電車に乗って帰宅途中に、自宅にK氏から「携帯電話が壊れてしまって、連絡ができなかったので、行けなかった」と息子から聞きましたが、「携帯の有無が問題ではなく、現地に来れたはずなのに、何をかいわんや」で、社会人としての責任感の無さに、ただただ、あきれるばかりです。

約束は守るのが当たり前で、できないときは、早めに事情を説明して了解を得るのが常識だと思います。地震にかこつけて、嘘をつく、要領の良い人間もいることを認識しました。

後日談になりますが、23日(水)の帰宅途中に、自宅に電話があり、息子に担当者から電話があったのですが、「携帯が壊れて行けなくなった」とのこと。「携帯が無くても、現地に行くことができるし、連絡方法もあるはず」で、何をか況や? 全く、話になりません。

さらに、29日(火)に、本社へハトちゃんから、仕切り直しで、取り外しの日時をあらためて電話をかけました。本社の上司に「くれぐれも間違えの無いように、別の人物を」と依頼したのに、追い討ちをかけるように、あろうことか同一人物が再度来る手配を。ドタキャンの本人から、悪びれずに電話が。これには、さすがに忍耐強いハトちゃんも、切れました。

まぁ、下請けに依頼しているとはいえ、何とも無責任で、無配慮の「緊急電話安全センター(株)」の対応でした。

 

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このページは、hatochanが2011年3月24日 22:52に書いたブログ記事です。

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