「マイケル・ジャクソン」永遠に!

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先々週、6月26日、(現地時間、25日)"キング・オブ・ポップといわれ
世界的なアーティストのマイケル・ジャクソンさんが50歳の若さで亡くなりました。
誰しも早すぎる偉人の死に、「どうして?」という感じです。

50歳と言えば、日本では、昔はよく「人生50年」という言葉があるように、
50歳で死んでも普通だと思われていましたが、いまや、男性は80歳に近づき、世界一の長寿国です。
世界中から、彼の死を悼む報道と、死因を疑問視する報道がなされ、
それ以後も、遺産や、親権問題など連日報道され続けて、影響力が大きいという証拠です。

マイケル・ジャクソンは、まぁ、70〜80年の少年期から青年期にかけての活躍、
80年代の全盛期に比べ、90年後半以降はあまり音楽活動が目立たなくなり、
ひたすら、ゴシップ記事で話題になってしまいましたが、顔の整形については
「なぜ、そんなに多く?」という感じで、かわいそうになってしまいましたが、
音楽・映像でのパフォーマンスは圧巻でした。

私が、最初にすごいと思ったのは、洋画ファンで、少年とねずみの愛情を
描いた映画「ベン」(ねずみの名前)のテーマを、愛くるしい透き通るような高音で、
感情豊かに歌ったのがとても心に残り、すがすがしい気分になったのを
覚えています。それから、ジャクソン5時代の数々のヒット曲を聴き、
天才マイケルの音楽センスの良さに、日本から声援を送っていた一ファンで
当時、カセットテープが擦り切れるまで、何度も聞き続けていました。

大方、専門家の評価では、黒人ミュージックを白人だけでなく、全世界に認知させたことや、
PVを使って、聞かせる音楽から、ダンスを映像に取り入れて
より大衆受けする総合パフォーマンスの先駆者となったこと、が業績として評価されています。

私も、同感ですが、何と言っても、世界で1億500万枚といわれる「スリラー」のPVを観て、
その歌と踊りの見事なマッチングに触れたとき、鳥肌がたちました。

最初に、シルバーのキャデラックで二人が車から降りてきて、月が隠れてマイケルが
狼男に変身して、彼女が襲われる場面が、実は映画の1シーンで、ポップコーンを食べて
余裕のマイケル。映画館を出た後、黒人の彼女に、軽いステップで歌をささやくが、
あたりの雰囲気が一変し、多数のゾンビが次々と出てきて、取り囲まれる二人。
突然、マイケルの顔もゾンビに変わり、歌とゾンビたちとの息のあったステップは最高。
両手を挙げたゾンビの振り付けと踊りは、何かの席でやり、大うけでした。

同じステップは、その前のPV「ビリー・ジーン」でも見られますが、「スリラー」では、加えて
円熟かつ華麗な踊りと映像の演出の意外性と、その後の音楽ビデオに与えた
多大な影響力は計り知れません。また、独創的な「ムーンウォーク」は格好よくって、
真似しようとチャレンジしましたが、難しくて断念。

13分を超える映像と、最後に不気味に笑う、彼の眼の金色のコンタクトと、不気味なのに
可愛い感じの微笑み。ナレーションの低音の笑いは、耳に残り、
怖いもの見たさの人間の心理を上手く憑いたもので、当時はビデオが無かったので
なぜか、深夜が多かったのですが、テレビのチャンネルを回して、映っていたときは、
途中でも、ずーっと観ていて、満足していました。

彼が、20代で世界的に成功し、大富豪になっていたことは後に知りましたが、
「スリラー」のときの怖さの中の愛くるしい表情と、華麗なステップのPVは、今、見ても
「素敵で革命的ともいえる」内容です。

彼が、ロンドン公演を7月に行う直前に亡くなったのも、
神様の運命みたいなものを感じずにはいられません。

追悼式での有名歌手による「we are the world」の大合唱は、希望を持って
未来に望む、ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソン作の、世界中に
呼びかけた歌は、本当の意味の「地球は一つ」を象徴していて、
みんなで歌って、協力して地球を救うというメッセージは、、現実の世界でも
「環境問題」などにも、改めて必要なんだなと痛感しました。
また、長女の「パパは最高でした」という言葉は、いろいろなゴシップで
マイケルの印象は、変人扱いでしたが、娘を持つ同じ父親として
マイケルの優しい一面を見れて泣けました。
家の娘は、「あれは、セレモニーなので誰かの演出だよ」と言ったので
「そんなことは無いよ、親になればわかるよ」と反論しました。

7月早朝のNHK総合でも、追悼特集で、彼の偉業が紹介されましたが、
訴訟事件など、変人という見方も否定はしませんが、ある意味、マスコミによる
スーパースターが故の、束縛や悩みが死を早めたのかも知れません。
世界中から、彼の一挙手一投足が注目され、人間としての評価は難しいところも
ありますが、音楽業界での活躍、業績は不滅です。

マイケルの死の一週間前に、高画質の「スリラー」のPVを見つけ、
パソコンの「お気に入り」に入れたばっかりで、ニュースが流れたのも何かのスリラー......。

毎晩、マイケルの動画や歌を聴いて、
ある意味、自分の若かりし頃の古きよき時代を思い浮かべています。

マイケルよ、永遠に!
                                                                                        マイケルの一ファンより

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このページは、hatochanが2009年7月13日 13:35に書いたブログ記事です。

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